SketchUpの開発元であるTrimble社は、現行バージョンを含めて3バージョンをサポートしておりましたが、この度、サポート終了に関する新たな方針が発表されました。
各バージョンによりサポート終了日が明確となり、サポートが終了したバージョンは一部の機能(以下の「Webサービス」)の利用ができなくなります。
「Webサービス」はSketchUpの機能で、動作するためにインターネット接続が必要です。これらの機能の多くは、SketchUp内で稼働するように組み込まれたWebブラウザ上で実行されます。
古いバージョンのSketchUpに組み込まれたWebブラウザは更新できないため、使用時にサービス品質やセキュリティを維持することが難しくなります。
その結果、Webサービスを必要とする機能は、サポート終了バージョンでは機能しなくなります。
- 3D Warehouse
- Extension Warehouse
- Add Location(場所の追加)
- Generate Report(レポート生成)
- Trimble Connect
- Sefaira*
- PreDesign*
- Live Components*
- SketchUp Diffusion
*対象のお客様のみ
その他に、多くの拡張機能も組み込まれたWebブラウザを使用しており、これらは上記と同じ課題を抱えています。
SketchUpが進化するにつれて、最新バージョンのデスクトップで動作するように作成された拡張機能は、古いバージョンでは機能しなくなる場合があります。
[サポート終了日]
バージョン | サポート終了日 |
---|---|
SketchUp 2019以前 | 2023年1月末 |
SketchUp 2020 | 2023年6月末 |
SketchUp 2021 | 2024年1月末 |
SketchUp 2022 | 2025年1月末 |
SketchUp 2023 | 2026年1月末 |
SketchUp 2024 | 2027年1月末 |
※今後新しいバージョンがリリースされた場合は、その3年後の1月末にサポートが終了いたします。
SketchUpをサポートされているバージョンにアップグレードする方法
■SketchUpサブスクリプションライセンスをお使いの方
古いバージョンをお使いのお客様は、ご自身のバージョンのサポート終了日を確認のうえ、期日前に上位バージョンへの切り替えをお願いします。
弊社が提供している「購入者用ページ」にアクセスし、新しいバージョンのプログラムをインストールして、サインインのうえ使用を開始してください。
*古いバージョンからはサインアウトしてください。
■SketchUpクラシック(永久)ライセンスをお使いの方
クラシック(永久)ライセンスのまま、バージョンアップをすることはできません。サブスクリプションライセンスへの切り替えを行ってください。
サポート終了とは?
SketchUpは新バージョンがリリースすると、リリースした年から3年後の1月末にサポートが終了し、一部の機能が使用できなくなります。
これはデスクトップPCまたはMacにインストールされているすべてのSketchUp製品に影響します。
サポートの終了方針を明確にするのはなぜか?
SketchUpのサポートするバージョンを制限することで、サポートされているバージョンを使用しているお客様により良いサービスを提供することができます。
- 確実に動作する製品を提供する
- 使用時にお客様とお客様のデータを安全に保つ製品と機能を提供する
- 使用者のニーズを満たす製品を提供する
使用しているSketchUpのバージョンを知る方法は?
ご自身が使用しているSketchUpのバージョンは以下のように確認ができます。
Windows:ヘルプメニュー>SketchUpのバージョン情報(A)…
Mac:SketchUpメニュー>SketchUpのバージョン情報(A)…
バージョン情報のウィンドウが開いたら、バージョン番号を確認します。(以下画像の①を参照)
バージョン番号はそのバージョンがリリースした年で始まります。