以下の問題は解決しました(2015年5月25日)。
問題とされたファイルをウイルスバスターの販売元のトレンドマイクロ社に送り確認を行って頂きました。
その結果不正なコードは発見されなかったため、当該ファイルの「DEMImporter.dll」に対してのウイルス検出は誤警告であると明確に回答を頂きました。
本ファイルは最新のパターンファイルでは検出除外されたそうです。
ご使用頂いて問題ありません。
ウイルスバスターをお使いのお客様よりSketchUp関連のファイルからウイルス検出のメッセージが表示されたというお問い合わせを複数頂きました。
※現在のところ、SketchUp2014をお使いのお客様からのみお問い合わせを頂いております。
現行バージョンはSketchUp2015となっております。
問題の発生に関して
平成27年5月18日からウイルスバスターの利用者の一部でウイルス検出のメッセージが表示されるとの報告がされました。
弊社の対応
この時点でSketchUpのプログラム自体にはなんら変更がなく、状況の把握がしきれなったために弊社ではウイルスバスターの販売元のトレンドマイクロ社に問い合わせを行いました。
ウイルスバスター販売元の対応
トレンドマイクロ社からはウイルスの正誤や詳細に関しては、利用者自らウイルスバスターの購入時に登録したお名前とライセンス情報またはアクティベーションコードを知らせることで詳細な調査・対応を行うことが可能との回答を得ております。
つまりウイルスバスターの利用者ではない弊社では詳細はわかりませんでした。
その後トレンドマイクロ社から連絡を受け、問題とされたファイルを送り確認を行って頂きました。
ウイルス検知されたdllファイルに関して
ウイルスバスターにより、ウイルスが検出された「DEMImporter.dll」はSketchUp2014のリリース時より使われているものです。
このdllはDEMファイル形式をSketchUpにインポートを行う為のファイルです。
DEMファイルは数値標高データであり、地形の標高データなどで使用されるファイル形式です。
詳しくはこちらをご参照下さい。
弊社の見解
「DEMImporter.dll」に関しては、ウイルス検知前よりシステムの変更などは全く行われていないと共に今まで問題が報告されていないこと、また他のセキュリティソフトでは問題がないことから現時点では安全性に問題があるとは考えにくいと思われます。
弊社としましては今回のメッセージに関して誤検出の可能性が高いと推測しております。
ウイルスバスター販売元の最終的な回答
当該のファイルを確認したところ不正なコードは発見されなかったため、このファイルに対しての検出「TROJ_GEN.F0C2C00EH15」は誤警告であることが確認されたと明確に回答を頂きました。
本ファイルは現在最新のパターンファイルで検出除外されたそうです。
ご使用いただいて問題ございません。
ウイルス検知の回避方法
ウイルス/不正プログラムが検出されたお客様は、トレンドマイクロ社のホームページまたはご購入のパッケージに記載の各連絡先にご連絡をお願いします。
すでに駆除されてしまった場合
このDEMファイル形式をSketchUpにインポートする機能が必要ない場合は、ウイルスバスターによってdllが駆除された状態のままでもSketchUpの利用が可能です。
駆除されているかどうかの確認は以下の方法でも行えます。
ファイル>インポート で表示されるウインドウの「ファイルの種類」のプルダウンメニュー(下図)にて、DEMファイル形式がリストに表示されるか ご確認下さい。
上記にDEMの項目が表示されない場合は当該のdllが削除されています。
この状態でも、SketchUpの他の機能に影響はありません。
ただし、DEMファイルのインポートはできなくなくなります。
もしDEMファイルのインポート機能が必要な場合は
トレンドマイクロ社にご連絡いただき、ウイルス対象から「DEMImporter.dll」を外してほしい旨を伝えて、その後にSketchUpの再インストール(上書き)をしてください。
DEMインポートの機能復帰に関して
ウイルスバスターにより「DEMImporter.dll」ファイルが駆除された方はDEMのインポート機能が使用できなくなっている状況です。
この機能はSketchUpの再インストールで復帰を行うことが可能です。